阪神大震災のあの日
ninnin2025
定年後フリーランスに挑戦
最近はどうだか知らないが、当時、ディーリングルーム内ではさかんにエリオットだのボリンジャーバンドだの一目均衡表だのを使って意味ありげな補助線を見ながらぴーちくぱーちくやっていた記憶がある。
チャート分析って、分厚い専門的な本なんかも見たことあるわ。
そういうのも手伝って、そこに意味を見出すひとが多いんだけど、予測に使える意味なんてないよ。いかにもそれっぽい占いみたいなものかな。
チャートを支持するひとの言い分は、「チャートを見ている人達が沢山いるからシグナルが意味を持つ」みたいな循環論法になってる。
シグナルというのはトレンドの転換点のこと。そういうの見つけられたらかっこいいというのは良くわかる。
波動と言われる価格のブレが本来の価格に回帰する性質を予測に活用したいという試みも気持ちはわかる。
でも、意図したポジションを作ったり解消したりすること自体に確実にコスト(オファービッド)がかかるから、やればやるほど確実に損することには勝てない。コストを抑えるためにより中期的長期的なシグナルでやりたくなるけど、ごく短期的な中心回帰以外に再現性なんて期待できない。
当時はシステムトレードといって、そういうのをルールベースで機械に売買させる手法が流行っていて、今ならAIでやるんだろうけど、それで勝てるならみんな大儲けだね。
現代の錬金術ってことね。