DXで変わるべきは自分

Digital Transformation、つまりデジタルで変革するって話だけど、これ、会社の話のようでそうじゃないと思うんだ。

Digital TransformationならDTじゃないの?

うん。Transは英語圏ではXって表すらしい。変換とか向こう側へとかそういうニュアンス。
それで、変革とか挑戦とかやたら叫ばれるようになった。でもね。会社の業務効率化とかシステム化とかそういうのって、そのときどきのテクノロジーに依存してはいたけれど何十年も前からずっと取り組んできたことだよね。
今回のは何が違うのか。それは日本が欧米に置いてきぼりにされているのはデジタル文化に対する日本企業の周回遅れだという危機感があるからなんだ。

デジタル文化?

まあ、表現は正確じゃないかもしれないけど、例えばPythonのような急拡大中のプログラミング言語があるけど、そしてそれはAIの発展とも密接に関連しているんだけど、日本ではそういうのって一部のシステムエンジニアなどの専門分野で、一般のビジネスマンのリテラシーとは看做されていなかったよね。
未だにDX、DXと言いながらちっとも成果が上がらないと感じている企業が大半みたいだよ。
それはね。会社の文化というのは人の文化だからなんだ。従業員個々人がトランスフォームしないといけないんだ。もちろん、日本は言語の壁があってPythonも英語の文法だからちょっとハンディキャップがあるんだけど、海外での普及状況とはかなり乖離がある。
理系とか文系とかエンジニアとか非エンジニアとか関係なく、Pythonくらいは読み書きできないと、その手の話が理解できないんだ。
だからPython学び始めたってわけじゃないんだけどね。どちらかというとそのあとだから。会社がDX、DX言い始めたのは。それでPython学びながら会社のDX推進見ていて思うんだよね。方向性違うと。
壁を乗り越えるには、それなりの試練が必要だってことに早く気が付く必要があると思うよ。
