市場の話はフィクション
ninnin2025
定年後フリーランスに挑戦
昔、インターバンクっていう銀行間で日々の資金融通を行って毎日の銀行の資金繰りを調整するお仕事やっていた時があってね。
朝のミーティングが終わって、さて、今日の交換尻はいくらオーバーナイト調達するんだっけ?って話をしていたら関西でなにやらデカい地震があったらしいと。
そのうち映像も入ってきて、あの阪神高速の高架が横倒しになって黒い煙があちこちで上がってる。これはえらいことになったと東京のディーリングルームもざわざわし始めた。
でね。大阪にも日銀の支店があって、関西の支店はそこから現金おろしてキャッシュコーナーにお金詰めたりしてるんだけど、お金多めに送らなくて大丈夫かと、上の人達が慌てだしたんだ。
それは大変なんじゃないの?お金送ったの?
いや、送金するのは別に難しくはないんだけど、「おかしいだろw」と思ったって話。いったいどこの誰が大地震の日に銀行にお金下ろしに行くんだよ。だいたい、店も開けられないところが続出したし、来店人数は数人なんてことだったし、そもそも関西では手形の決済も停止になった。それどころじゃないからね。
お金なんかあっても何の役にも立たない。まずは命を守ってそれからは長い復興支援の日々さ。東京からも大挙して支援隊が駆けつけて行員を避難させたりしていたよ。
それで、この記事は何が言いたいの?
非常事態ほど落ち着いてよく考えて行動すべきってことさ。