感慨深いチャート

学校卒業して会社に入ったのが1985年。まさにバブルの真っただ中だった。不動産はまさに右肩上がり。ゴルフ会員権もどんどん値上がりして融資案件ばんばん来ていた。取引先の不動産屋は売買するたびに価格の3%もの手数料ががっつり入るので大儲けしてしょっちゅう海外旅行に行っていたな。
で、さすがにダメだろ!って鬼平三重野日銀総裁が公定歩合を6%まで引き上げ、不動産取引は総量規制ほかガチガチに規制されてその後は死屍累々のバブル崩壊。失われた30年ってことになる。
グラフはそのころからの日経平均とNYダウ平均の推移だけど、日経平均は本当に30年以上ぐだぐだになっちゃった。一方NYダウは日本のバブルピーク時と比較すると15倍になっていて、最近のインデックス投資はそんな米国の隆盛がこれからも続くことが前提になっている。


そうやって見るとやっぱり株って怖いわ。

確かに誰も未来になにが起こるかわからないから不安にもなるけど、r>gってことだから投資家サイドの恩恵に預からないと資産形成はおぼつかないと言われているよ。
あと、縮尺が違うものを重ねたグラフだから何だけど、今の日経平均ってバブルとかそんなんじゃ全然なくて、40年前をやっとクリアできただけなんだよね。米国なんて15倍だからね。40年前の経済と今じゃ前提が違うんだよ。

だったら日経平均も長期投資の対象になる?ここから2倍とかなる?

未知数って言葉がそのまま当て嵌まるとは思うけど、世界が引き続き資本主義経済だとしたら、下がるより上がる方が自然だね。
でも、ほかに不確定要因として為替もあるかな。目先の話題としては米国の利下げと日本の利上げで金利差縮小だから円高とか言うひとが多いけど、もうとっくにそんなの折り込んでなお150円近辺だからね。このあと、関税をどこかで均衡させようとしたら円安しかないわけだし。誘導なんてしなくてもそうなるかもよ。
例えば1ドル200円とかになっちゃったら、日本円の価値は今の75%だ。どちらかというとそっちの方がリスクなのでは?

米国がこけたら円高?でもそれじゃ日本株も無事じゃないわね。

だから、どこかにオールインするんじゃなくて、日本円の安全資産も持っていた方が良いね。株式投資はメタメタになるかもしれないけど、円高で円の現金がモノを言う状況だってあるわけだ。
